(疾患の概略)
女性の場合、直腸と膣の間の壁が弱くなると、直腸の前側の壁が膣側へポケット状に膨らみ、便が入り込んで排便障害の原因になります。
(症状と特徴)
排便時、便が肛門まで降りている感じがあるのに便が出せない、肛門が開かない、便が出たあと続かず残便感で何度もトイレに行く、息んだ時に膣側に膨隆してくるなどの症状があります。
(治療方法)
軟便剤(酸化マグネシウム)による排便コントロールと排便の仕方の指導で多くは症状が改善します。
排便はロダンの「考える人」のような前かがみの姿勢が排便しやすくなります。