患者さんの年齢層はゼロ歳児から100歳近い高齢者まで来院しています。
診察時の体勢・体位は横向きで、タオル等で覆い患部だけを診せていただくよう、配慮しています。
体格の大きい男性や見えずらい場合、患部を詳しく診る必要がある時は仰向けの体位をとって頂くこともあります。
Q:おしりの診察は痛くないですか?
A:肛門の診察の手順としては問診→視診→触診→肛門鏡診となります。リラックスして受診すればさほど痛みは感じませんのでご安心ください。
プライバシーが保たれた診察室で診察を行っています。
肛門の診察に使う器具は肛門鏡、直腸鏡などです。
「肛門出血・下血」の症状の方にはまず、専門医ならではの「肛門部の精査」を行います。
若い患者さんで「痔」からの出血が明らかで、悪性の病気の可能性が低い場合は、痔疾の治療をするだけにとどめます。
必要のない大腸検査は行いません。これで患者さんの負担が少なくなります。
しかし、大腸の病気が疑われる、特に中高年の方には大腸内視鏡検査を行っていて、それらの方の中で高い頻度で「大腸がん」がみつかり、近くの総合病院に紹介しています。
中高年の方で肛門出血や下血の症状がある場合、「痔」と簡単に片付けず、一度は受診されることが大切です。